「リンドの夜探し」に出演しました
- はじめに
- 出演することになってどう思ったか
- たくさん質問をいただけて嬉しかった
- 他者へ向けて話すことによって自分の考えが見えてくる
- VRCについて話すにあたって特に注意していたこと
- 放送のアーカイブを見てみた
- おわりに
はじめに
去る6/11、VtuberでありVRChat(以下、VRC)のフレンドでもあるさがしものリンドさんのリンドちゃんねるで毎週木曜に配信されている「リンドの夜探し」にがとーしょこらさん*1からの指名で出演しました。今回はそのことについて書いてみようと思います。どんな放送内容だったかは以下のリンクからご視聴ください。
出演することになってどう思ったか
「リンドの夜探し」のシステムは「笑っていいとも!」の「テレフォンショッキング」と同じように各回の出演者が次の出演者を指名するという形をとっています。木曜以外の指名制をとっていない「きまぐれリンドの夜探し」も含めて、私は以前から時々見ていました。Vket4のリンドさんのブースにはその時までの出演者の写真がずらりと出ていて、私はそれを見て人と人の繋がりはすごいなあと思いつつ、私自身はある程度隠れて生きたいという気持ち*2で目立たないよう注意しながら日々の活動をしているので、VRCの日本語文化圏は狭いからいつかは私にもお鉢が回ってくるとしても、それは日本語話者がみんな出演してしまった後のアンカーみたいなもので、そうなったらバトンを渡す相手がいなくて困っちゃうなと心配したものです。ところがその心配を抱いた1ヶ月後には私への出演依頼があり、人と人との繋がり、縁というものは面白いなあと思いました。これは放送中にも言いましたね。
たくさん質問をいただけて嬉しかった
「リンドの夜探し」は前半はリンドさんとゲストのトーク、後半は質問箱に届いた質問に対するゲストの回答、という形で進んでいきます。私が危惧したのは質問が0件だったらさすがに寂しいということで、しかし露骨に質問くれくれ言いまくるのも私のやり方ではないと思い*3、一度質問お願いツイートした後はもっぱらリンドさんが告知ツイートをするたびにRTするだけに留めていました。放送当日まで質問数はわからず、放送開始30分前の打合せで9件くらいあると聞いた時はびっくりするとともに、嬉しかったです。
視聴者は私が普段から絡んでいる人たちの内輪にとどまらず、また、せっかくの記念すべき回にBANをされたくないので、いつもの会話よりも無難な表現で済ませている回答もあり質問いただいた方のご期待に沿えない部分もあったかもしれませんが、ご了承ください。
視聴者からの質問だけではなく、随所でのリンドさんからの問いかけもありがたかったです。数多のゲストとのトークをこなしてきたリンドさんとの掛け合いはとても話しやすかったのを覚えています。
他者へ向けて話すことによって自分の考えが見えてくる
放送前はとても緊張していました。なぜ緊張をするかというと視聴者を意識するからだと思います。私は緊張には弱いのですが、緊張の元に考えを整理して語ったからこそ得たものもあると考えています。自分がどんな価値観を持っていてそれに基づいてどんな理路で考えているのかについて、私一人で過ごしている時は自分の中で感覚的になんとなく処理しがちなんですが、視聴者からの視線に晒されることによって、自分の考えの輪郭がはっきりしてきました。このブログもそうですが、時々こうやってまとまった他者向けのアプトプットをしていくことは大事だと考えています。今回の放送は良い機会でした。
VRCについて話すにあたって特に注意していたこと
VRには夢がある、それはそう。VRCは優しい世界、それもそう。なのだけど、キラキラした未来だけではなく、私たちは生きていく以上、疲れるし、挫折するし、最後には何らかの形で終わりを迎える、ということも見据えた語り口でVRやVRCを語ることができればという思いが私にはあって、楽しくお喋りしつつもそういう思いを少しは伝えられたのかなと思っています。
放送のアーカイブを見てみた
自分が喋っている動画を見るのは一つの地獄として知られていますが、意を決して先ほど放送のアーカイブを見てみました。
喋りが苦手なのと声がこもりがちなのもあり、支離滅裂になっていないか、聞くに堪えない音声になっていないだろうか、ということを心配していましたが、実際に放送のアーカイブを見てみると序盤の喋りの硬さと「まあ」を言い過ぎという点が気になるものの、意外と喋れていると感じました。序盤の喋りの硬さは緊張に由来するものだと思いますが、リンドさんが話を盛り上げていくのが上手で、おかげで比較的早く緊張を解いて生き生きと話をすることができたと思います。
おわりに
今回の「リンドの夜探し」出演、話をもらった時は色々と不安にもなりましたが、やってみたらとても楽しかったです。バトンを回してくれたがとーしょこらさん、質問をくれた皆さん、視聴者の皆さん、そして楽しく会話させていただいたリンドさん、ありがとうございました。
*1:https://twitter.com/gatosyocora
*2:この気持ちはもっと丁寧に言語化可能なはずだと考えていますが、うまい言い回しを思いつくまでは正確さに欠けるとしてもこういう言い方をしておきます。
*3:かまってちゃんを敢えてかまわない人が自分のことについてはかまってかまってと言い出すかっこ悪さを感じるので。